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スカイウォーターを語る。 スカイウォーターを語る。

2017.6.1 up

プロ卓球選手 福原 愛 プロ卓球選手 福原 愛

漢方研究所 藤田主任研究員 漢方研究所 藤田主任研究員

結婚しても変わらない健康の秘訣は、ぐっすり眠ること、しっかり食べること。

毎日の生活リズムは子どもの頃からほとんど変わらないですね。
私は昔も今も早寝で、よく眠ります。
もしかすると、学校へ行って練習して宿題もしていた
子ども時代の方が今より夜更かしだったかもしれません。
それに食べることはもちろん、料理をつくるのも大好きです。
結婚してからは彼のお母さんに教わった台湾料理や
私の母から教わった唐揚げなどをつくってよく食べますし、
中国で覚えた薬膳スープは私の元気のもとです。
これからもぐっすり眠って、しっかり食べて、
健康に過ごしたいと思います。

漢方薬と西洋薬の違いは、まず素材。そして治療の考え方にも大きな違いがあります。

西洋医学では化学的に合成された薬を使うのに対して、漢方は生薬など薬効のある植物や動物、鉱物など自然界にあるものを患者さんの状態に合わせて処方します。いま常用されている処方は、300種類ほどです。
また、西洋薬は体の特定の場所に作用して症状の改善を図りますが、漢方薬は体全体の状況をとらえて、患者さん本来の治癒力を高めることを目指します。

例えば、同じウイルスが原因の風邪でも現れる症状は人それぞれです。それは、個々の体の条件が異なるためで、漢方薬はその違いを見極めて処方を選ぶのです。
もちろん、どちらが正しいということではなく、漢方薬と西洋薬にはそれぞれのメリットがありますから、症状などに合わせた使い分けや組み合わせが必要です。

子どもの夜泣きで処方する漢方薬は、お母さんもいっしょに服用すると効果的。 子どもの夜泣きで処方する漢方薬は、お母さんもいっしょに服用すると効果的。

産後に疲れがたまって困っているというお母さんの声をよく聞きます。原因の多くは眠りが浅いこと。赤ちゃんの夜泣きで睡眠の質がどうしても低下しがちなのです。
福原愛さんも健康維持の秘訣にあげておられるように、人にとって睡眠はとても大切なもの。そこで、赤ちゃんの夜泣きに効果的な漢方薬があるのですが、この薬は心を穏やかにし睡眠の質を高める作用も期待でき、お母さんもいっしょに使用するのが効果的といわれています。お母さんも赤ちゃんも、漢方薬自身の作用に加えて、心にゆとりをもつことで、お互いにあたたかな優しい気持ちを育み合い、安心して眠れるというわけです。
先ほど、漢方は体全体をとらえて対応すると言いましたが、この場合はより広く、お母さんと赤ちゃんを一体としてとらえることで効果を高めているのです。遺伝子の分析などますます細分化が進む西洋医学とは正反対のアプローチといえますね。

病気になる一歩手前、「未病」の段階で処方する、今でいう予防医療も漢方の得意分野です。

東洋医学では「健康」と「病気」の間に「未病」という概念があります。病気というほどではないけれど何となく疲れを感じる、めまいがする、肩こりが続くといった状態です。
体が疲れたときはちょっと横になるとか、目が疲れたら蒸しタオルで目を温めるとか、小さな不調を感じたとき、人は体を本来の状態に戻すような行動を自然にとるものですが、漢方薬にも「未病」の状態にある人をサポートして「健康」に向かわせる処方が数多くあります。私自身も「健康」なときの状態を日頃から意識しておいて、そこからちょっとずれていると感じたときは漢方の力を借りて元の状態に戻すようにしています。
近頃、予防医学という言葉をよく耳にするようになりましたが、漢方の世界ではずっと昔から予防を重視していたわけですね。

疲れたときや体が冷えて困ったとき、手軽につくれる薬膳で元気を取り戻すのもおすすめ。

薬膳というと特別な食材が必要と思いがちですが、身近な食材でも手軽につくれます。
体が疲れたときはホクホク系の食材、穀物・イモ・豆がおすすめです。それぞれ種類も豊富ですからいろいろなアレンジが楽しめます。ただ、疲れているときは胃腸も疲れ気味なので、煮込んだり細かく刻んだりして胃腸の負担を抑えてあげましょう。
体を芯から温めたいとき、台湾では乾燥させた菊の花に氷砂糖を加えて熱湯を注いだものを飲むそうですが、生姜や胡椒、ガーリック、唐辛子、山椒、わさびなど、キッチンにあるスパイス類をお料理に活用するのも手軽な冷え性対策になります。実は、これらはすべて体を温める漢方薬でもあるのです。
もちろん、本格的な薬膳にチャレンジするのもいいですし、私としては本場中国で学んだという福原愛さんの薬膳もぜひ味わってみたいものです。

漢方の知恵で、もっと健やかに美しく。Kampoful Life

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