お悩みピックアップ

体調の変化は、季節の移り変わりと関係することが多いのです。
この季節、シニア世代はどんな漢方処方を利用しているのでしょう?
人気ランキングをご紹介しながら、この季節のお悩みをピックアップします。

※このサイトの情報は、毎日の生活のご参考となるものです。ご自身の健康状態については、医師にご相談ください。

痔

シニアに人気の漢方処方ランキング

  • はちみじおうがん
  • 八味地黄丸
  • よくいにん
  • ヨクイニン
  • しょうけんちゅうとう
  • 小建中湯
  • ましにんがん
  • 麻子仁丸
  • おつじとう
  • 乙字湯
  • かみしょうようさん
  • 加味逍遙散
  • かんぞうとう
  • 甘草湯
  • ごしゃじんきがん
  • 牛車腎気丸
  • じゅうぜんだいほとう
  • 十全大補湯
  • しょうふうさん
  • 消風散

※2011年クラシエ製薬調べ

寒い時期には、痔のお悩み相談が増えます。
痔には、「いぼ痔(痔核)」「きれ痔・さけ痔(裂肛)」「あな痔(痔ろう)」といった種類があります。
「いぼ痔」は、肛門の中や外にいぼができるものです。中にできた場合(内痔核)は、痛みは少ないのですが出血があります。外にできた場合(外痔核)は、痛みが強く、出血はほとんどありません。いずれも、肛門周りのうっ血が原因とされ、寒さで血行が悪くなると、うっ血をまねきやすくなります。また、座りっぱなしの姿勢もうっ血をまねきます。
「きれ痔・さけ痔」は、肛門の皮膚が切れるもので、出血はティッシュに付く程度ですが、排便時には強い痛みがあります。便秘による硬い便を無理に出そうとしたり、下痢が続いたりといったことが原因となります。寒い時期には腸の動きが低下し、便秘や下痢になりやすいので気をつけたいものです。
「あな痔」は、膿のトンネルが肛門から皮膚に向かってできるもので、激しく痛んで腫れ、発熱することもあります。一般用医薬品で対処することはできないので、早めに受診したほうが良いでしょう。

漢方の内服薬で痔(いぼ痔、きれ痔)に対応できる処方には、「乙字湯」があります。
乙字湯は、穏やかな排便作用によって便通を整えるとともに、血液循環を良くして患部のうっ血を取る処方です。

また、患部に塗る薬で「紫雲膏」というものがあります。江戸末期の名医・華岡青州(はなおか せいしゅう)が考えた処方で、刺激が少なく、いぼ痔の疼痛に効く紫色の軟膏です(軟膏の紫色は紫紺という生薬の色です)。