生活のヒント

昔から、人間の体は天地や両親からのもらいものであり、傷つけたり病気になったりするのは最大の親不孝であるという考え方があります。
この考え方による最大の親孝行=長生きのために、毎日できることを考えてみませんか?

※このサイトの情報は、毎日の生活のご参考となるものです。ご自身の健康状態については、医師にご相談ください。

養生

「養生」とは

庭の手入れをする人のイメージ図

草木の手入れをするように、
自分の体もいつくしみましょう

「養生」という言葉をご存知でしょうか。
芝生を育てている方や、輸送に詳しい方なら、「傷つけないように保護する」という意味で使うこともあるでしょう。

「養生」とは、もともとは「生を養う」という意味合いで、自分の体を大切にすることを指します。
江戸時代の学者、貝原益軒(かいばら・えきけん)の著した『養生訓』には、「養生の術を知って実行することは、天地や父母に孝行するのと同じことで、また自分が長生きするためにもなるので、若いときからぜひ知るべきである」というような記述があります。
生まれながらにして「元気(体の大元の気、生命力)」が強い人でも、養生しなければ長生きしないし、生まれつき元気が弱い人でも、養生すれば寿命を延ばすことができる、というのです。

養生の術

大食いする人のイメージ図

欲望のままにふるまうことが
身をそこなうという考え方です

貝原益軒の言う「養生の術」とは、まず「身をそこなう物」を遠ざけることが基本となります。身をそこなう物は、体の内側にも外側にもあります。

<内側>
  • 飲食の欲
  • 好色の欲
  • 眠りの欲
  • 言語をほしいままにする欲(言いたいことを言う)
  • 七情の欲(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)
<外側>
  • 天の四気(風・寒・暑・湿)

こうした、身の内側にある欲をこらえ、外側にあるものの害を防ぐことが「養生」となります。

来月は、この内側の欲=「内欲」についてご紹介します。