生活のヒント

昔から、人間の体は天地や両親からのもらいものであり、傷つけたり病気になったりするのは最大の親不孝であるという考え方があります。
この考え方による最大の親孝行=長生きのために、毎日できることを考えてみませんか?

※このサイトの情報は、毎日の生活のご参考となるものです。ご自身の健康状態については、医師にご相談ください。

外邪

「外邪」とは

外感病邪(六淫)のイメージ図

「外邪」とは環境変化による害のことです

前回は、江戸時代の学者、貝原益軒(かいばら・えきけん)の著書『養生訓』で、「身をそこなうもの」とされているものの1つ、「内欲」についてご紹介しました。今回は、もう1つの「外邪」についてご紹介しましょう。

『養生訓』によると、「外邪とは天の四気なり。風寒熱湿をいう」とあります。風寒熱湿とは、気候の変化が急激だったり、過剰だったりするような環境変化による害のことです。
「風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪」の6つの「外感病邪(がいかんびょうじゃ)」については、当サイトでもこちらでご紹介していますが、これと同じようなものと考えてよいでしょう。

では、外邪が体に入り込まないようにするには、どうすればよいのでしょうか。益軒は、「養生の道は内欲をこらゆるをもって本とす。本をつとむれば、元気つよくして外邪おかさず」と書いています。外邪が体に入り込まないようにするには、内欲をこらえることが基本だと言うのです。

つまり、前回ご紹介した「内欲」と、今回ご紹介した「外邪」はワンセットで、内欲をこらえることが外邪を排除することにつながり、「養生」となるのです。

「内欲」と「外邪」を排除するための生活訓

歩く人のイメージ図

適度に体を動かしましょう

具体的には、どういう生活をすれば、内欲をこらえて外邪を排除することになるのでしょうか。

益軒によると、「養生の術は、つとむべき事をよくつとめて、身をうごかし、気をめぐらすをよしとす」ということです。早起きし、仕事や家事に体を動かして、だらだらと休んだり寝転がったりしないようにしなさい、ということです。
もっと具体的な生活方法として、下記のことを書いています。

  • 食べ過ぎない
  • 色欲をつつしむ
  • 昼間から眠らない
  • 座りっぱなし、寝転がりっぱなしにならず、体を動かす
  • 食後すぐに寝転がったりせず、100歩は歩く

いかがでしょう。こうして見ると、近年注目されるようになったロコモティブシンドロームの予防法と似ていませんか?
できるだけ体を動かして、元気な体を保つようにしたいですね。