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健康お悩み相談所

年齢を重ねると誰でも出てくる健康のお悩み。
今さら聞けない、聞きにくいお悩みについて解説するとともに、
中医学(中国の伝統的な医学)からの見立てや対処法をご紹介します。

※このサイトの情報は、毎日の生活のご参考となるものです。ご自身の健康状態については、医師にご相談ください。

肩こり

西洋医学から見た肩こり

西洋医学では、肩こりは肩周辺の筋肉の緊張によるものと考えます。
同じ姿勢をずっと続けたり、冷えたりすると、筋肉が硬くなります。また、血行も悪くなり、本来血流によって排出されるはずの老廃物や疲労物質が排出されにくくなるほか、酸素などの栄養素が筋肉に補給されにくくなります。
こうして、肩周辺の筋肉が緊張し、重さやだるさを感じるのが「肩こり」ですが、患部ではさらにプロスタグランジンという物質が作られ、痛みを強くするはたらきをします。
さらに、硬くなった筋肉によって末梢神経に傷がつき、痛みやしびれがなかなか治らなくなることもあります。

こうした肩こりからくる痛みには、肩こり・腰痛向けのシップやクリーム、ローションなどを塗るのが一般的です。
また、内服薬での対処としては、血行を改善するビタミンEや、筋肉のエネルギー源となるビタミンB1、末梢神経の傷を修復するビタミンB12などが使われます。

腕が上がらないような強い痛みがあったり、なかなか治らない場合は、頸椎症や五十肩なども考えられますので、整形外科医などを受診しましょう。

肩こりが起こる仕組みのイメージ図

固くなった筋肉が神経を圧迫して
傷がついてしまうこともあります

中医学から見た薄毛・脱毛

中医学では、肩こりは「水分の停滞」や「血の停滞」が肩の周辺で起こった状態と考えます。

体内の水分の滞り
体をうるおす水分を「津液(しんえき)」といいますが、これが何らかの原因で停滞すると、健康に害を及ぼします。
体内の「血」の滞り
全身を栄養する物質を「血(けつ)」といいますが、これが滞った状態を「お血(おけつ)」といいます。

こうした肩こりへの対処は、水分代謝を良くするとともに、体を温めて血行を良くすることがポイントとなります。

薬局・薬店やドラッグストアで買える漢方処方で、肩こりに対する効能があるのは、葛根湯、独活葛根湯です。
葛根湯はひき始めのかぜに良いとして有名なので、少し意外に感じるかもしれませんが、体を温める作用があるので、血行不良からくる肩こりにもおすすめなのです。

肩がこる人のイメージ図

体を温めることで
水分や「血」の流れをスムーズに