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健康お悩み相談所

年齢を重ねると誰でも出てくる健康のお悩み。
今さら聞けない、聞きにくいお悩みについて解説するとともに、
中医学(中国の伝統的な医学)からの見立てや対処法をご紹介します。

※このサイトの情報は、毎日の生活のご参考となるものです。ご自身の健康状態については、医師にご相談ください。

におい

西洋医学から見たにおい

西洋医学では、体のにおいは、皮膚から分泌される皮脂などを、体表に存在する菌が分解することで発生すると考えています。
ワキや足などは、汗が乾きにくい部分なので、汗や水分を栄養分とする雑菌が繁殖しやすく、他の部位よりもにおいが発生しやすいのです。
毎日入浴し、汗をかいたときにはふくようにして、雑菌が繁殖しにくい環境を作りましょう。体をふくだけで除菌できるボディシート(体用のウエットティッシュ)を使うのもおすすめです。

近年、「加齢臭」という言葉をよく聞くようになりましたが、これも同じ仕組みで発生すると考えられています。
皮膚から分泌される皮脂の構成成分(脂肪酸)は、年齢に伴って変わっていくため、若いときとは違うにおいになるという研究が進められています。

口臭は、また別の原因が考えられます。
歯ぐきが炎症を起こして膿がたまる歯槽膿漏(歯周病)が原因となっている場合は、歯ぐきの治療を行うとともに、歯ぐきにやさしいやわらかめのハブラシでじっくり歯みがきをすると改善されます。
また、唾液の分泌が減ってしまうドライマウスでも、口臭は起きやすくなります。ドライマウスの対処法としては、ガムをかむなどして唾液の分泌を促したり、刺激が少なめの洗口液でうがいをする、といったものがあります。
不快感が続く場合は、歯科などを受診しましょう。

菌が皮脂などを分解するイメージ図

健康な皮膚には菌が常在します。
これが皮脂を分解するときに
においが発生します

中医学から見たにおい

中医学では、体のにおいは「余計なものがたまっている」ことが原因と考えます。

たとえば、体をうるおす機能をもつ「津液(しんえき)」が滞ることを「水滞(すいたい)」と言いますが、滞った津液がさらに変質したものを「痰飲(たんいん)」ということがあります。
痰飲があると、体臭が強くなることがあります。
痰飲は、食事の不節制や過労、老化、精神状態の不安定などから形成されると考えられています。

また、口臭は、胃に熱がたまっていたり、「食積」といって消化されない食べ物が消化管にたまっていたり、といったことが原因とされます。
脂っこいものや辛いもの、アルコールをとり過ぎると、胃に熱がたまります。また、暴飲暴食や、不規則な食事を続けていると「食積」となります。

過食する人のイメージ図

余計なものをためない