• HOME
  • 健康お悩み相談所(頻尿・尿もれ)

健康お悩み相談所

年齢を重ねると誰でも出てくる健康のお悩み。
今さら聞けない、聞きにくいお悩みについて解説するとともに、
中医学(中国の伝統的な医学)からの見立てや対処法をご紹介します。

※このサイトの情報は、毎日の生活のご参考となるものです。ご自身の健康状態については、医師にご相談ください。

頻尿・尿もれ

西洋医学から見た頻尿・尿もれ

西洋医学では、頻尿や尿もれを大きく下記のように分けています。

【腹圧性尿失禁】

せきやくしゃみ、スポーツなど、腹圧がかかったときにもれてしまうものです。膀胱を支え、尿道の開閉にもかかわる筋肉、骨盤底筋群が弱ることが原因とされています。出産経験のある女性に多いタイプの尿失禁です。
対処法としては、骨盤底筋群を鍛える体操などがあります。

【切迫性尿失禁】

トイレに行きたいと感じたらすぐに尿がもれてしまう、水の音を聞くともれてしまう、といったものです。多くは頻尿を伴います。
早め早めにトイレに行く習慣のある人は、膀胱が過敏になって尿をためられる量が少なくなることがあります。これがきっかけとなりやすいので、できるだけ尿意を我慢する訓練で対処します。
また、専門医では薬剤を処方することもあります。

【溢流性尿失禁】

男性に多いタイプで、尿道が狭いために尿が出にくくなり、出し切ることができずに残尿がもれるものです。
前立腺肥大などが原因となることが多く、その場合は専門医で前立腺の治療を行うのが基本です。

わずかな尿もれは、誰にでもあることです。
下着に装着する尿もれパッドや、わずかな尿もれであれば吸収できる下着などを活用して、活動的に過ごせる工夫をしましょう。

元気に歩く女性のイメージ図

わずかな尿もれを気にして引きこもるよりも、
パッドなどで工夫しましょう

中医学から見た頻尿・尿もれ

中医学では、「腎は水液をつかさどる」と言い、「」は水分代謝を調節する機能をもっているとされています。加齢などによって「腎」のはたらきが低下すると、汗や尿などの水分の代謝がうまくいかなくなります。
また、「腎は耳と二陰に開竅(かいきゅう)する」ともいいます。「二陰」とは、生殖器と排泄器を指し、「腎」のはたらきが低下すると、不調が二陰、すなわち生殖器や排泄器に現れます。
すなわち、「腎」の精が不足した「腎虚」が、頻尿や尿もれの主な原因であると考えます。

薬局・薬店やドラッグストアで買える漢方処方で、尿トラブルに対応するものには、以下のようなものがあります。

  • 八味地黄丸…排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、軽い尿もれ
  • 牛車腎気丸…排尿困難、頻尿
  • 六味丸…排尿困難、頻尿
  • 杞菊地黄丸…排尿困難、頻尿
トイレのイメージ図

夜中にトイレに起きる、おしっこの出やキレが悪い、
といった症状は「腎虚」の状態によく見られます