ホーム > 暮らしのヒント > 漢方仙人の「健やか道場」Vol.3

暮らしのヒント

第3回 これからの漢方 〜西洋医学と共に〜

西洋医学と「漢方」はお互いに進化しており、目が離せないぞ〜!

科学では解明できない、人体と人間の心。今、医療は科学とともに、心とカラダを同一に考える方向に進んでいます。最新医療とともに目覚しく進化する「代替医療」の背景を解説します。

伝統医療が世界的に見直されています。
伝統医療が世界的に見直されています。

日本での漢方と同じように、ヨーロッパや、アメリカでもさまざまな「代替医療」が多くの人に受け入れられるようになってきています。「代替医療」とは、現代医学の範囲内ではない医療全般を指し、その中には、インドのアーユルヴェーダやドイツのホメオパシーなど各国の伝統医学や民間療法などが含まれます。

その理由としては、現代医学の診断や治療が、機械的な検査や詳細な分析などのために、医療費が高額になったり、新薬の副作用が社会問題になっていること、またアレルギー性疾患やリウマチ、ガンなどの免疫性の疾患や、原因のよくわからない慢性病、不定愁訴に対してあまり効果を挙げていないことなどがあげられます。

それだけでなく、一般的に「代替医療」は現代医学に比べて治療時間が長く、患者のメンタル面でのサポートになっていることも人気の秘密です。

アメリカでは1992年に米国国立衛生研究所内に「代替医療局」が作られました。アメリカの有名医科大学の約半数では、代替医療をカリキュラムに取り入れようという動きも見られています。そして「代替医療」は各国で医療保険の対象としても認められてきています。

ただ、「代替医療」の多くは科学的な証明がされていないものも多く、西洋医学と東洋医学の両方に精通している医師、専門家も少ないことから、両方の特性を理解した医療活動が、これからますます求められていくと考えられます。

漢方と西洋医学、どんな違いがあるの?
漢方と西洋医学、どんな違いがあるの?

西洋医学は、病気の部位や臓器を診て、病気の原因であろう細菌やウイルスなどを殺すことなどにより回復させることを重要視しています。つまり、痛ければ痛い部分の治療をする、というのが基本的な考え方です。また、病院の診療科が「循環器」「脳神経」といったように分けられていることからもわかるように、人間のからだを細分化して考えます。それぞれの診療科での専門性を高めており、非常に高度な治療技術の発展に貢献しています。

一方、漢方に代表される東洋医学は、患部の状態そのものではなく、からだ全体を診ることで症状がもたらす原因を追究し、からだ全体のバランスを整え、回復させるという考え方です。

最近の例では、アトピー性皮膚炎などの治療において、漢方薬でカラダが本来持つ健康な状態を保つ力を引き出しながら、科学的な治療が行われています。

教えて仙人
問)漢方薬名の「〜散」は?
答)
散在は、生薬を粉末状にしたもの。散は「散じるに通じ、急病を解散させる」という意味がある。粉末なのですぐに服用でき、比較的カラダが吸収しやすい剤形なのじゃ。
これでアナタも漢方人
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読めるかな?

今月の心得

これからは、漢方と西洋の最新医学との組み合わせで、もっと総合的に健康へと導くのじゃ。

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